適応障害を経て、私が変わった4つのこと

体験談・コラム

明るくて素直、器用で人付き合いもそつなくこなせる──周りからはそんな評価を受けていました。

でも実際は、誰かに嫌われていないか、気を使いすぎて疲れていないか、いつも頭の片隅で気にしていました。

適応障害になって会社を辞め、騙され、理不尽に職を失って…。そうした経験を重ねるうちに、私は少しずつ変わっていきました。

強くなったわけではありません。ただ、戦わなくなっただけです。

この記事では、私の価値観がどのように変化していったのか、4つのポイントに分けて紹介していきます。

私と同じように、理不尽にさらされて疲弊している人や、生きづらさを感じる人の助けになれば幸いです。

変化① 安全な環境に身を置くようにした

適応障害になる前の私は、人を疑うことがあまり得意ではありませんでした。

誰かに親切にされれば素直に信じ、誘われれば断れず、気づけば消耗している──そんな繰り返しでした。

でも、いくつかの経験を経て気づいたことがあります。ストレス耐性を上げようとがんばるより、そもそもダメージを受けない環境を選ぶ方が大切だということです。

今は、「信頼できる」と思える人としか深く関わらないようにしています。フリーランスになったことも大きく、職場の人間関係そのものから距離を置けるようになりました。

「強くなれなかった自分」を責めるのをやめて、「安全な場所を選ぶ自分」を認めるようにしたことが、一番の変化だったと思います。

適応障害になった経緯については、以下の記事で詳しく解説しています。

「新卒で適応障害に。会社に行けなくなった私の体験談」はこちら

変化② 自己責任思考になった

考え方で大きく変わったのは、「すべて自分事として捉える」ようになったことです。

他人に期待して裏切られても、コントロールできない他人を責めるより、「信じた自分の判断だった」と引き受ける方が、気持ちの整理がつくと気づきました。

理不尽なことに巻き込まれても、「なぜこうなったか」を自分の視点で考えることで、同じ失敗を繰り返さないための学びに変えられるようになりました。

ただ、この考え方には影の部分もあります。「こんな人を信じた自分のせいだ」と思うあまり、相手を見下してしまうことも正直あります。

ただ、良い面も悪い面も含めて、これが今の私の思考パターンです。

変化③ 人間関係を整理した

仕事だけでなく、プライベートでも変化がありました。

以前は苦手な人とも無理に関わり続けていましたが、今は精神衛生上よくないと感じたら、自然に連絡頻度を減らすようにしています。

バッサリ縁を切るのではなく、フェードアウトが基本です。

以前、連絡のたびに気分が沈む友人がいました。

悪い人ではないとわかっていても、関わるたびに消耗する自分がいて…。相手には悪気がないし、私も邪険にできなかったので、行きたくもない誘いをかわすのに疲弊していました。

結局、返信の頻度をゆっくり減らしていくうちに、自然と距離が開いていきました。

それでもどうしても無理な場合は、迷わずブロックすることもあります。

「縁を切る」と聞くと冷たく聞こえるかもしれませんが、自分を守るための選択だと今は思えています。

決まった信頼できる人たちと積極的に関わることで、人間関係の質が上がった実感があります。

変化④ 生き方そのものが変わった

適応障害、詐欺まがいのベンチャー、理不尽な契約終了──それらを経て、最終的に選んだのがフリーランスという働き方でした。

組織に依存しない生き方は、不安定さと隣り合わせです。

でも、誰かの顔色をうかがいながら消耗する毎日よりも、自分の判断で動ける方が自分には合っていました

「自分で決めて、自分で責任を取る」という生き方が、今の私の軸になっています。

まとめ 強くなったんじゃなく、戦わなくなった

適応障害を経て変わったのは、「強さ」ではなく「戦い方」だったと思います。

消耗する環境から離れ、信頼できる人だけと関わり、自分の判断を自分で引き受ける。そうやって少しずつ、生きやすくなっていきました。

同じように悩んでいる方の、何かヒントになれば嬉しいです。

「新卒で適応障害に。会社に行けなくなった私の体験談」はこちら

コメント